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ヴェルディの椿姫

桜の木の前で笑っている女性

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数多く有名なオペラを作った19世紀の作曲家ヴェルディで、これもその1つであるLaTraviata(椿姫)です。

ストーリーの概要は、高級娼婦ヴィオレッタが、彼女を愛する純朴なアルフレードに、愛を告げられ悩むがその愛を受け入れ自堕落な生活をやめることを決心します。

しかし、その生活はアルフレードの妹の婚約にこのヴィオレッタの存在が影響することを危惧したアルフレードの父親に、引き裂かれてしまいます。

別れてくれと強要され、一旦拒否しますが最終的に別れることを承知した彼女がアルフレードに内緒のまま別れの手紙を出します。

何も事情のしらない彼は、フローラのパーティに招待されていたヴィオレッタに対して、同席した男爵との仲を追求しもう一度自分と一緒になってほしいと迫ります。

しかし、別れる事を決意しているヴィオレッタはアルフレードの追及に男爵を愛していると伝えます。

その告白に、彼は怒りに逆上して彼女を罵倒し侮辱します。

以前から病を患っていたヴィオレッタ。

パリの自宅で病床に伏しているところに、真相をしったアルフレードが駆けつけて「パリを離れ…」という有名なデュエットで一瞬希望を歌うが、絶望的な状況はかわらずアルフレードの父親も謝罪に来るが、まもなくヴィオレッタは死んでしまうという悲劇的な純愛物語です。

このイタリア・オペラを代表するようなストーリーと素晴らしい音楽で特に人気も高く、数多く上演されレコードやCD、DVDもたくさん発売されています。

個人的には、私の買った最初のオペラのレコードが、この椿姫だったので特に思い出が深いです。

その後沢山のCDも買いましたが、最初に買ったレコードであるカルロス・クライバーの早いテンポで劇的な椿姫が大好きです。

アルフレード役のドミンゴ等豪華なキャストで、特にイレアナ・コトルバスの少し愁いを持ったのびやかなソプラノは素晴らしいの一言です。

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