これは正確には外国為替平衡操作って言うんですよ!
ジェットコースターみたいな変動を防いでフラットな値動きにしようと各国の中央銀行が為替市場で売買します。
日本では財務省の判断に従い、日銀がやってるんです。
為替介入ってなんぞや??
各国の通貨当局が市場で行う取引です。
日本だと権限は財務大臣に属します。
でも日銀がやってるので、”日銀介入”なんて呼ばれるんですね。
介入実施まで
- 口先介入/li>
- レートチェック/li>
- 介入実行
という手順を踏むことが。
口先介入って??
ホントに資金を投じて取引を行わず、発言オンリーで相場の値動きを変えちゃおうとするわけですね。
要するに「このままのレートなら介入するしかないかなー、しちゃおっかなー」と匂わせると市場参加者は政府当局の発言には敏感。
なので、それだけで行き過ぎた為替レートを抑制できるという効果を狙ったものです。
口先介入は少しずつ緊張感のあるものへと段階を上げることが多く、何回か匂わせる発言が出てホントの介入への真実味を帯びてきます。
日銀総裁はノーコメントのケースが多く、決定権限を持つ財務大臣を要チェックや!!
レートチェック
口先介入オンリーでは持続しないので、次の段階。
これは「今のドル円レートを尋ねる」こと。
日常でレートチェックは行われてるものの、強いトーンに変わってきたときに日銀からレートチェックがあると、近く為替レートが変動する見込みがあるので銀行側にとっても緊張感のあるものになります。
トレードを行いますので資金が必須。
日本は財務省所轄の外国為替資金特別会計を介入に使います。
例:円高抑制で介入を行いたいならドル買い・円売りをします。
その際、日銀は政府短期証券を発行して円を調達し、この円を売ってドル買いをします。
逆にすっごい円安により抑制介入を行いたいならドル売り・円買いを行います。
基本的に東京市場で行われ、時によっては欧州・NY市場で委託介入をすることも。
為替介入の目的ってなんだ??
過度な動きを阻止するため。
近年ではヘッジファンドによる取引によって為替レートが大きく一方向に動いたら急激な変動が悪影響を与える恐れがあります。
こうして財務省により日銀がトレードに参加します。
介入する2つのワケ
1つ目は為替市場が異常に乱れてたり、一方へ急激に進んでる時にそれをなんとかしようとしたり、値動きを慣らす時に行います。
2つ目は政策的にある方向に誘導しようとする時。
単独介入&協調介入
- 単独介入:1つの国が独自に行うもの/li>
- 協調介入:共通の政策目標を有している場合に複数が協議の上するもの
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