肌というのは、ずっと同じものを使用しているわけではありません。
肌の髪の毛と同様、新陳代謝をして、日々生まれ変わっています。
この現象のことを「ターンオーバー」と言います。
肌というのは、「表皮」「真皮」「皮下組織」から構成をされています。
特に見た目の肌に大きな影響を与えるのが表皮で、
表皮はさらに4層構造となっております。
表皮の最下層で誕生した肌は、
形をかえながらどんどん上の層に持ち上がってきます。
そして表皮のもっとも表面にある「角質層」に到達します。
角質層にある肌というのが、
わたしたちが普段見ている肌というものです。
そして、最後は垢となって剥がれ落ちていくのです。
このターンオーバーですが、体の場所によって異なります。
その中でも、顔のターンオーバーは
もっとも早いほうとされており、
1ヶ月弱でターンオーバーが完了していきます。
ターンオーバーは体の部位だけではなく、
年齢によっても異なってきます。
30代から40代となりますと、45日程度はかかるといわれており、
ターンオーバーのスピードが遅くなっていくのです。
それならば、できるだけターンオーバーを早くしようと考えるものですが、
ターンオーバーは早すぎてもおそすぎてもいけません。
ターンオーバーを早くしようと、
洗顔をとにかくごしごしと行ったり、
美容クリニックに行って角質ケアをしてピーリングしている人、
よくいますよね。
あまりにもターンオーバーが早くなりすぎてしまうと、
不完全な状態のまま、肌が表面に押し上げられてしまいます。
その状態の肌はごわごわしているので、
水分をキープするのがとても難しいのです。
もしそのような乱れが出てしまった場合には、
ワセリンなどを塗って表面を滑らかにしてあげるといいでしょう。
その上で、しっかりと保湿をすることも大切です。
ターンオーバーが遅い状態ですと、
古い角質がなかなか除去されない状態ですので、
幾重にお肌が重なっている状態です。
そうなると、肌に透明感がなくなってくすんだり、
薄皮を張ったようなごわつきが出てきてしまいます。
そんな時は、適度にピーリングをするといいでしょう。
コメント