女性も男性も特に30代を過ぎた頃になると
だんだんと自分の皮膚の老化に気づいてきます。
シワ、たるみ、くすみ、シミ。。。
悩みはつきませんね。
特に女性は
いつまでも若々しくいたいもの。
こういった老化のサインは
どうしても気になってしまします。
今回は特にシワについて
考えていきたいと思います。
やはりシワも特に目周りや口元から始まり
女性にとっては非常に気になる部分だと思います。
しかしこれも他の部位同様、
もし決定的なものがあれば
誰もが使っていて、
誰も苦労しませんよね。
実際に決定的な解決策はまだ無いのですが、
本来のシワのシステムや
どういった原料が使われているのかを知って
化粧品を選ぶ際に役立ててもらえればと思います。
最近はシワを防ぐというテーマで
たくさんの化粧品が発売されていますからね。
シワの原因
老化や外部からの刺激等によって、
真皮の主成分である
コラーゲン繊維やエラスチン繊維、
またヒアルロン酸の量が減っていきます。
これによって
全体のボリュームがなくなってしまい、
皮膚表面にシワが出来やすくなるのですね。
コラーゲンやヒアルロン酸は
よく知られていますが、
これを保護するために成分として入れられているのです。
コラーゲン繊維等が固くなってしまう事。
真皮には
コラーゲン繊維やエラスチン繊維がありますが、
それらが余分に架橋する事によって
皮膚全体に弾力が無くなっていくという事が知られています。
最近糖化という言葉が
少しずつ知られてきていますが、
それもこの反応の一つです。
体内のタンパク質と糖が
過剰に反応する事です。
例としてこの反応で分かりやすいのは、
ステーキを焼いたときに、
もともと赤く弾力のある肉が
少しずつ黒ずんで固くなっていきますよね。
これはその反応の一つです。
同様のことが
人の皮膚の中でも行われているのです。
これらの架橋反応は
皮膚の色味や見た目のごわつきにも影響してくるため
出来れば防ぎたいと
思われる方も多いはずです。
シワを防止するためにできること
一つ目の真皮の主成分の量が減るという事に対しては、
一つの方法として
実際に真皮に含まれている成分を
肌から塗布して供給するという事が考えられます。
すでにかなり一般的になっていますが、
コラーゲン等を
特に加水分解等で分子量を小さくしたものを
塗布する事が考えられます。
またはヒアルロン酸を
塗布するということも多く行われています。
ヒアルロン酸に関しては
従来のものは分子量がかなり大きく、
ほとんど真皮に入る事は期待しにくかったのですが、
最近は分子量を小さくして皮膚の内部に浸透する事を期待したもの等も出てきています。
また真皮に到達させるためには
色々と工夫が施されています。
最近ではキャリーシステムといって、
真皮内部までそれらの成分を引き連れて行く
浸透性の高い原料を併用する
という場合も多くあります。
またもう一つ注目するべきところは
”繊維芽細胞”という細胞です。
この細胞は真皮内で
コラーゲンやエラスチン繊維、
またヒアルロン酸等、真皮を構成する成分の
生成に関与する細胞として知られています。
この繊維芽細胞の働きを
活発する事は非常に重要です。
この繊維芽細胞を活性化させるものとしては
ビタミンCの他ペプチドや植物からの有効成分等が知られおり、
その他にも化粧品各社で研究が進められてています。
この繊維芽細胞を刺激して
活性をよくするだけでなく、
守る事もしっかりやっていきましょう。
特にUV等の外部的なダメージにも弱いため
なるべく日焼けをしないようにしましょう。
また、ストレスの多い生活等も
この活性を弱める原因となりますので、
規則正しい生活をする必要があります。
二つ目の繊維同士の架橋反応を
減らすにはどうしたらよいでしょうか。
一番良く使われているのは、
抗酸化成分をつかって
このような過剰な架橋反応を
抑えるということです。
抗酸化で一番良く使われるのは
ビタミンC。
また植物からとれた有効成分等も
抗酸化剤として
よく知られているものがあります。
ずいぶん前から酸化については
各化粧品メーカーではテーマにしてきていますが、
やはり体の老化が進んで行く上で
酸化というのは重要なキーワードになってきます。
また最近よく知られているのが注射治療です。
コラーゲンやヒアルロン酸等、
真皮を構成する物質を
直接注入するという方法も多くとられています。
タレントさんなんかは
結構これをやっているというのを
聞いた事があります。
またボトックスといわれる
筋肉の動きを止める注射もあります。
もしチャレンジされる場合は
評判の良い病院を
選ぶようにしてくださいね。
これらをふまえた上で
自分にあった化粧品を
選んで頂ければと思います。
またこれにプラスして
保湿や紫外線防御等、基本的な事は怠らずに。
またもちろんですが、
規則正しい生活をして、
きれいな肌を保ようにして頂ければと思います。
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