かつてクラシックの縁のない世界に生きていたわたしにとって、クラシックというのは堅苦しい化石化した音楽であると感じていました。
でも高校の時にハードロックを本格的に聴き始めていたらクラシックの凄さを実感できました。
それは、ハードロックのキーボード奏者の殆どがクラシックに幼い頃から触れていて、クラシックの理論や奏法などを学んでいる人が多かったことに気付きました。
ディープパープルのジョン・ロードのパイプオルガンを使った演奏はやはりクラシックという音楽が基礎として学んでいるからできる演奏技術は凄いと感じています。
そして、同じようにクラシックを愛して生きていたリッチー・ブラックモアにしても今も昔もハードロックギタリストの中では屈指のアーティストになっています。
この二人が演奏した曲の影響で、わたし自身がクラシックを聴きはじめた切っ掛けの一つになりました。
特に、ジョン・ロードが発表したアルバムの中で””Bach On To This””は、バッハの名曲である「トッカータとフーガ二短調」に敬意を込めロック調にアレンジした名曲です。
これでバッハの良さを感じた切っ掛けにもなったし、リッチー・ブラックモアの場合は、「治療付加」というとんでもないタイトルですがベートーベンの不朽名曲の「第九番交響曲」の代表するメロディーだけを抜き出して演奏した曲!
本当にクラシックという音楽というのは実はロックとシンクロしていると感じてしまったと言えます。
本当にクラシックという音楽というのは、堅苦しい理論だけで退屈な授業のせいで、クラシックなんていうものは退屈な音楽であると感じていました。
でも、ハードロックを聴いていると本当にクラシック音楽に影響を受けて新しい曲が発表されている事実もあったことを知っただけでも自分にとってはクラシックを聴こうと感じたきっかけになりました。
今では、ハードロックと同じようにタワーレコードに行ってクラシックのCDを購入することが多くなりました。
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